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2009年5月15日、「2009年の船舶の安全かつ環境上適正な再生利用のための香港条約〔仮称〕」(通称:シップリサイクル条約)が採択されました。 生涯にわたって国内でのみ航海する船舶には適用されません。ただし、一度でも EEZ(排他的経済水域)から出る場合、海外売船する場合には直ちに適用となります。 (条約非適用の船舶については、国内法制化の際に改めて議論されます。)
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条約は2014年頃に発効すると見込まれています。現存船(条約発効前に建造契約が結ばれた船舶)は条約が発効して遅くとも5年以内に、それ以前にリサイクルを行う場合にはリサイクルの前に現存船インベントリを作成しなければなりません。(※2) (※2)現存船インベントリの第Ⅰ部に記載が必要な有害物質はアスベスト、PCB、オゾン層破壊物質(フロンなど)、有機スズ化合物(TBTなど)の4物質です。 このほか、鉛、水銀、カドミウム、六価クロム等の9物質についても可能な限り記 載することになっています。 作成したインベントリは国・船級協会による検証を受けることが必要です。 なお、今日、条約発効前でも現存船インベントリを作成し、(財)日本海事協会(NK)殿に鑑定書を発行していただき、発効後に国際証書に切り替えることが可能となっています。 |
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(財)船舶技術研究協会(JSTRA)では、2007年度より日本財団殿の助成を受けて、シップリサイクル条約関係の調査研究を行い、現存船インベントリの作成実験などを行いました。その後2008~2009年には、国土交通省殿、(財)日本海事協会(NK)殿、(社)日本船主協会殿及び海運各社殿のご支援、ご協力を得て、外航船30隻の現存船について実際的な現存船インベントリを作成しました。そして2010年から現在(2012年1月末)まで、作成対象の船種を内航船、外航旅客船、海洋調査船などにも広げ、さらに70隻の船舶について作成に取り組むことで実績を積み重ねてきました。
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インベントリを作成するためには、船舶・有害物質に関する深い知識と多くの経験を有する専門家による調査が必要です。このためJSTRAでは専門家の養成に努めてきています。そして、船舶の海外でのドックに対応するため、海外の主要な地域に専門家を配置しています。 |
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国内での現存船インベントリ作成は外航NK船のほか、内航船、漁船など数千隻について必要とされていますが、条約が発効すると、あるいはその前でも発効の時期が確定すると、作成依頼が集中し、遅延など支障が生じる恐れがあります。
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